娘の小学校の行事で使う紙の花と輪飾りを作っているのだけれど、なんだか辛くてたまらない。
かの松下幸之助は「情熱がなければ人は動かん」と言ったらしい。それを否定する気は無いけれど「金が無ければ人は動かん」の方がしっくりくるように思うのは、私の思考が下衆いからなのだろう。
私は単純作業が全く出来ない性質って訳ではないように思う。今だってPCで黙々と単純作業をしている。入力なんて別に面白くもなんとも無いのだけれど、僅かなりともお金に繋がると思えば頑張れると言うものだ。賃金が発生しない労働がこんなにツマラナイものだとは思わなかった。
色々あって娘の小学校の学級委員になってしまったものの、私は根本的なところでボランティア精神が無いのだと思う。「PTA活動もやってみれば楽しいよ」と言う人もいるけれど、残念ながら私にはそうは思えない。そう言えば町内会の役員も、キチッとこなしたと言う自信はあるが「楽しかった」とはとても言えない。
もちろん1度引き受けた事は責任をもってやり遂げるつもりだし、突き詰めていけばこの作業は娘の幸せに繋がっていくって事は理解している。愚痴っていたって何もならない事は分かっているのだけれど、まだ先の見えてこない輪飾り作りが辛過ぎて思わず日記で愚痴ってしまった。
私は娘の良き母でありたいと思っているし、他人から見れば「いいお母さん」だと思う。でも実はそうでもないって事は私自身が1番よく分かっている。「実はそうでもない」って部分は努力で補っているに過ぎない。もう輪飾り作りなんて放り出して、兵庫県立近代美術館で開催している『「夢見るフランス絵画−印象派からエコール・ド・パリへ』でも観に行きたいなぁ……と妄想しつつ、今日も明日も家事の合間に輪飾り作り。挫けず頑張ろう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。
黙々と作っている輪飾りと花。1人分のノルマがキツ過ぎると思うのですよ。