白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2010年05月13日(木) するのは慣れているけれど?

実家の母が入院した。

入院……と言っても、今回は今すぐ命に関わるような事態ではないので気楽なものだ。実家の母は持病を持っていて毎日点滴に通っている。病気自体は大きな病院で診てもらっているのだけれど、普段の点滴は地元個人医院にお願いしている。数日前から体調不良が続いていて個人医院ではどうにもならない……って事で、入院することになった。入院期間は未定。持病が原因なのか、それとも他の要因があるのか、これから追々と調べることになるらしい。もしかしたら1週間やそこらで退院出来るかも知れないし、長引くくもしれない。

そんな訳で午前中は娘を連れて市の体育館へ行ったりしていたのだけれど、午後からはバタバタと忙しかった。結婚してから家族が入院するのは初めての経験だけど、独身時代から「入院」と言う行事には慣れているので取り立てて慌てる事は無かった。久しぶりに行った病院は、かつて父も入院していた病院で、当時6人部屋として使われていた病室が、小洒落た感じに仕切られた4人部屋になっていて歳月の流れを感じさせられた。

今日は愚弟も一緒に行ってくれた。1度病院へ行った後、もう1度必要な物を届けねばならなかったのだけど、私は娘を連れていてあまり遅い時間までは動けない。なので、それらの事は愚弟に頼んだのだけど、その時に「まぁ…入院は慣れてるだろうから、分からない事とか、困ることは無いだろうけどね」と言ったら、愚弟から「いやぁ。俺、入院するのは慣れているけど、されるのは慣れてないから」と言われてしまった。

なるほど。確かにその通り。

愚弟は2年ちょっと入退院を繰り返していた時期があったけれど、彼は入院するばかりで「家族が入院される立場」は知らないのだった。父の時は私と母がメインで動いていて、愚弟は後方支援って感じだったし。まぁ、それでも今回は愚弟にも頑張ってもらわねばなるまい。もちろん私も頑張る訳だが。

本当のところは、そうそう呑気にしている場合では無いのだけれど、今回の入院は、今までのと違って気持ちが楽だ。「すぐに死ぬ」とか言う話ではないし、年齢的なことを考えても「まぁ仕方が無いよね」と思えるし。大変と言えば大変だけど、ある意味において恵まれた入院だと言えなくもない。

それにしても今日は娘が病院でお利口にしていてくれて助かった。午前中にたっぷり身体を動かしていたのもあるだろうけど、随分と聞きわけが良くなっている……ってのもあると思う。

しばらくは私も病院が通いで忙しくなりそう。色々な意味でバテてしまわないよう、あまり頑張り過ぎないように気を付けたいと思う。なんだかんだで草臥れているので、今日は「ビールのような物」でも飲んで自分を労いたいと思う。明日からまた頑張ろう……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2008年05月13日(火) F来る
2006年05月13日(土) 雨の土曜日に
2005年05月13日(金) 陰鬱週間。
2004年05月13日(木) いちらー
2003年05月13日(火) 忘れてはいけない……のに。
2002年05月13日(月) 分解。

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