大阪と言う土地は滅多に雪が積もらない。大人も子どもも心得ていて、たとえ雪予報が出たとしても、どこかで「また降る降る詐欺だよ」と思っている。なので先週末の積雪は奇跡的な事だった。だからこそ先週末はバケツを抱えてご町内の雪を集めて雪遊びをしたのだ。
なので昨日「明日は雪が降るでしょう」とニュースで聞いても大事になるとは思ってもいなかった。「積もっても先週末程度だろう」くらいに思っていたのに、朝起きて外を見たら一面の雪景色で驚いた。先週末と違って、アスファルトの道路にもしっかり積もっている。
夫は朝から午前中に面接をしてから出勤。しかも奈良の会社だ。大阪と奈良はお隣だけど、大阪に雪が積もっていなくても奈良はガッツリ積もっている……なんて事が多々あるくらい奈良には雪が積もりやすい。夫は雪支度を万全にして予定より早くに家を出た。
そして義母に電話。「足元危ないから絶対家にいてくださいね。庭の様子とか観に行くなくてもいいから放っておいてくださいね」と念押しした。うるさがられるかと思いきや「ありがとうねぇ」と喜んでくれた。実家の母も義母も足が悪いので雪は大敵。
「こりゃ、幼稚園も休園かな」と思っていたけれど、連絡が無かったので、娘を連れていつものようにバス停に行った。しかしバス停に着いたところで「バスは運行しません」の知らせをが。仕方がないのでとんぼ返り。帰宅途中、娘の幼稚園のお友達の母親からメール。パートを休めないので午前中だけでいいから子どもを預かって欲しいとのこと。その子は躾が悪くて苦手なのだけど、雪のドサクサでOKしてしまった。急いで帰宅してとっ散らかった家を片付け、午前中は幼児2人を家で遊ばせた。
なんだか午前中はツイてない感じだったけれど、午後からは実に楽しかった。娘とバレンタインデーのチョコレートを作り、コートの上からレインコートを着て家の前で雪遊び。大人げなく本気で雪だるまを作り、本気で雪合戦に興じた。娘が喜んだのはもちろんだけど、雪を見慣れていない41歳のオバチャンも必要以上に張り切ってしまった。後悔はしていない。
夫からは雪に震える鹿の写真と共に「わりと良い感触だった」とのメッセージを貰った。こちらは今度こそ良い結果が出るようにと祈るばかり。
今日は1日、雪に翻弄されていた気がするけれど、娘と私が怪我や病気をすることなく無事に過ごせて何より。後は夫の帰宅を待つばかり。日曜日は娘の幼稚園の生活発表会。週末も気を抜けないなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。
娘と作った雪だるま。大トトロと小トトロ。大人げなく張り切ってしまった。