白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2008年02月14日(木) 小学校の同窓会

連休中の話。楽しかったこと、その2。日曜日の夜、娘を夫にお願いして小学校の同窓会に出席してきた。

同窓会に集まったのは40人中、約半数。同窓会と言うと「昔は格好良かった(可愛かった)子が年を取っておじさん&おばさんになってがっかりした」なんて話を聞くけれど24年ぶりに会った同窓生は吃驚するほど劣化していなかった。身贔屓抜きに素敵に変貌している子が多かった。当時、お洒落で格好良かった担任の先生も57歳。そのお年とは思えないほど若々しくてお元気そうだった。

1番嬉しかったのは当時「愛すべきガキ大将」だった男子が年商10億の会社を経営する社長さんになっていたってこと。彼はクラスで1番大きくて、1番小さかった私は散々殴られたものだった。(私は殴られて殴り返すようなタイプだったけれど、腕力差ゆえによく泣かされた)小学校在学中にお父様が亡くなって、お葬式に出席した時、彼は小学生ながらもしっかりとお母様を支えていて「男の子って何かあると急に大人になるんだなぁ」と思ったのを今でも覚えている。グレた時期もあったりして「彼は大成功するか、道を踏み外すかのどちらかだろう」と思っていたのだけど、立派に成功していて嬉しかった。

最も遠くから駆けつけてきてくれた子は北海道在住。わざわざ同窓会に出るためだけに帰省したとのこと。出席した面子は男子も女子も、それぞれに立派な社会人になっていて、それ相応に幸せそうだった。

それにしてもクラスの半数が集まったのは、幹事になった子の努力の成果。当時みんなが住んでいた家を歩いてまわったとのこと。消息不明の子はネットで検索をしたらしい。(社長になったガキ大将などはネットで名前を検索して見つけたらしい)その他、あの手この手を使って探偵のように消息を探し出したとのこと。

子供時代を共に過ごした仲間ってありがたい。24年もの空白があっても、すぐに昔に戻れるのだもの。同窓会はかなり盛り上がったのだけど、私は娘のことがあるので途中退席。ゆっくり話を出来なかった子もいたけれど、懐かしい人達と会えて嬉しかった。

帰宅して夫に「みんな吃驚するほど素敵になってて、ガッカリする子はいなかったよ」と報告した。「でも、白蓮さん、それはね……」と夫。そう……夫が言うことは私も分っている。同窓会に出席した面子は、そこそこ幸せにやってる人達ばかりだってことを。遠くにいて出席出来なかった人もいるだろうけれど、そうでない人も多かったようだ。「○○さん、いまは大変らしいよ」との話もチラホラ。

今回、同窓会に出席した面子が次の同窓会にも幸せそうな顔をして出席出来る確約なんて、どこにも無い。そして今回は出席できなかった子でも次回は出席出来るようになっていることもあるだろう。私だって1番大変な時期に同窓会があったら出席出来ていなかっただろうと思う。

幸せは永続的なものでは無い。嫌な話だけれど、誰しもずっと幸せでい続けるなんてことは不可能なのだ。今の幸せに感謝しつつ、幸せでいられるように努力を惜しまぬようにしなくてはと自戒した。次の同窓会も出席出来る状況だといいなぁ…なんて思いつつ今日の日記はこれにてオシマイ。


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