昨日、夫は職場で貰ったと言うバレンタインデーのチョコレートを持って帰ってきた。
今までは「職場女子一同」というチョコだけだったのだけど、昨年から夫は職場での立ち位置が変わり、職務は一緒だけど外に出る機会が多くなったため、今年はそれに客先から貰ったチョコレートが加わった。
義理チョコなんて制度、無くなっちゃえばいいのに。
結婚したからそう思うようになったのではなく、独身時代からそう思っていた。本当に好きな人にチョコレートを贈るのはむしろ微笑ましいけれど「義理ってなんだよ?」と思わずにはいられない。独身ならまだしも既婚者へのチョコは本気で勘弁していただきたいところだ。
たとえそれが心のこもっていない義理チョコだったとしても、おざなりな御返しを返す訳にはいかない。職場での夫の立場を思えば、それなりの御返しを考えなくちゃいけないのが辛いところ。妻としては、それなりに美味しかったり、それなりに気が利いていたりする御返しを考える訳だけど、たいして気持ちのこもっていないチョコレートに対して、あれこれ頭を悩ませて立場相応の御返しをしなきゃならないのは、なんだかなぁ……と思うのだ。
「チョコレートの数は男のステイタスだよ」と笑って受け取って、美味しく戴いちゃえばいいものを「上っ面だけの贈り物なんて糞食らえだ!」と思っていてはサラリーマンの妻失格だろうか。
贈り物は気持ちありきだと私は思う。
ちなみに夫へバレンタインチョコは買わなかった。昨年はチョコレートケーキを焼いたのだけど、今年は夫の実家へ遊びに行ったのでケーキを焼く余裕は無かった。その代わりに…と言ってはなんだけど、気になっていたケーキ屋さんで2人分のケーキを買った。夫は「バレンタインデーだしチョコレートのケーキを選ぶべき?」と言ったのだけど「自分の食べたいものを選んだ方がいいと思うよ」と私が言うと、夫はレアチーズケーキを選んでいた。
そんな訳でバレンタインデーの今夜は夫と2人、チョコレートではなく、ケーキを食べて紅茶を飲んだ。ロマンには欠けるけれど、これはこれで良いと思う。それにしてもホワイトデーには何を用意したものか。面倒臭いことこの上無いけれど、何某か考えなく来ちゃなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。