土曜日。我が家はオイニー対策本部を設置した。
我が家は築40年以上の古屋。ここのところ居間と隣接する廊下からお風呂場にかけて、何やら嫌な匂いが漂っていた。先週、廊下に置いている洗濯機か、もしくはお風呂場の排水口から下水の匂いが上がってきているのではないかと当たりを付けて、先週は洗濯機とお風呂と排水口を「これでもか」というほど綺麗に掃除して、パイプユニッシュを流し込んだ。しかし嫌な匂いは一向に改善しない。
よくよく考えてみると、我が家はもともと変な匂いがするほど汚い家ではない。私は今のところ専業主婦なので掃除はマメにできている。それなのに「臭う」となると、原因は洗濯機でもお風呂でも排水口でもないのではないか……と言う考えにいたり、夫に相談してみることにした。夫も「変な匂い」は気になっていたらしく、夫婦で変な匂い(オイニー)に対抗すべく「オイニー対策本部」を設置した。ちなみにオイニーとは変な匂いのこと。「臭い」とか「変な匂い」なんて口にするのも忌々しいので業界っぽく(?)呼び名を付けてみたのだ。
オイニーの正体は下水、排水関係ではなく動物の糞や尿ではないかと仮説を立て、家を調べてみることにした。そして夫は家の裏側(室内の洗濯機が置いてあるあたり)に、猫やイタチなら余裕で入り込めるような穴が空いているのを発見。そして、その周辺には「いかにも」なオイニーが立ち込めていた。
その穴は増築部の床下にあって、たぶん通風孔のつもりで開けていたのだろうけれど、格子も何もはまっていなくて動物入り放題。なので、金網で入口を塞ぎ、動物の忌避剤と匂いの中和剤をまき、入口の手前には猫よけのネット(プラスチックで出来たトゲトゲのようなもの)を敷いた。
結婚してこの家で暮らすようになって6年ちょっと。今まで我がにそんな穴が空いていたなんて、ちっとも知らなかった。
夫は「もし、中に動物がいたら閉じ込めて出られないかも知れない」と言っていたけれど、流石に動物が暮らしいているなんて事はないと思う。動物が暮らしているのなら、物音なり気配なりすると思うのだ。たぶん我が家は定宿ではなく休憩場所として使用されていたのだと思う。で……休憩ついでに用を足している……と。穴を塞いで、家の周囲に忌避剤を巻いたことで、オイニーおさまるといいのだけど。
そんなこんなで土曜日は家の周囲を調べたり、対策のための用具を買いに行ったりとバタバタしていた。前日、胃腸炎で幼稚園を休んでいた娘はすっかり元気になって、何やら嬉しそうにオイニー対策する私達の後ろをついて歩いていた。
オイニー対策から2日。オイニーは少しマシになったような気がするけれど、まだまだ油断禁物。オイニー対策本部ではオイニーの監視・抑制活動を続けたいと思う。早く良い効果が出るといいのだけどなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。