叔父が亡くなったことで考えさせられたこと。
実家の母は亡くなった叔父と同じ病気を抱えている。母は61歳。叔父は72歳。その病気を抱えていると長生きするのは難しい。母も頑張れてあと10年くらいなのだなぁ……ってことを、実感として思い知らされた。
母の病気のことはずっと前から分かっていたことだし、平均寿命まで生きるのは難しいってことも理解していた。60歳も過ぎると持病の悪化で亡くなるとは限らない。別の病気でポックリと死んでしまうことだってあるのだ。もっと突き詰めて言えば、死は年齢順に訪れるとは限らない。縁起でもない話だが、私が母より先に死ぬ可能性だってある。
だから「10年後に母はいないのだ」ということで、シンミリするのは馬鹿げていると思う。母があと10年生きたとしたら71歳。平均寿命よりは短いけれど「早過ぎる」という年でもない。そんな事は理屈では分かっているのだけれど、母との別れをリアルに突きつけられて「娘は小学生くらいの時に、おばあちゃんとお別れするのか…」などと、具体的なことを考えていたら、ふいに寂しくなってしまった。
大事な人と死別するのは寂しいことだ。
死は年齢順に訪れるとは限らないけれど、可能性で言うなら自分より年長の人達は、たぶん自分より先に死んでしまう。と言うか自分より年長の人でなくたって、いつ死んでしまうか分からない。
人と向き合う時は、いつか来る別れを意識してなくちゃなぁ…と思った。
一期一会って言葉の意味を初めて理解したように思う。いつか来る別れの時に「あの時、もっとちゃんとしておけば良かった」と後悔しない生き方をしたいと改めて思った……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。