白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2012年09月12日(水) 既婚者の魅力。

私の友人には未婚者が多い。私自身も結婚は遅かったし、それどころか結婚出来るとは思ってもいなかった。今日は先日、未婚者友人と話をしていて思った事。

友人は「いいなぁ…と思う人って、たいてい結婚しているんですよね」と言う。

しかし私は声を大にして言いたい。「いいなぁ…と思う人ってのは、最初からそんな人ではなかったと思う」と。既婚者は未婚者と違って異性の扱いに慣れている。女ったらし(男ったらし)の人でなくても、妻(あるいは夫)と長年生活するうちに、自然と異性の扱い方を会得していく。こういう事を言ったら喜ぶかな…とか、ここ地雷だから押さないようにしよう…とか。友人は「え〜っ。白蓮さんのご主人は最初から出来てたんじゃないですか」と言うけれど、それは断じて違う。もしも夫が最初から女性の扱いの出来る人なら35歳まで独身ではいなかっただろう。しかも夫はモテない男だったのだ。

私にしても夫にしても異性との付き合い方については結婚してから学んできた。妻の口から言うのもなんだが、結婚前に異性からモテなくて駄目駄目だった夫も今のスキルなら充分通用すると思う。

そしてもう1つ。未婚者が既婚者から某かの誘いを受けた場合「そういう下心は無くて誘ってくれてるんです。彼は奥さん思いだし、すっごく優しい人だから私が落ち込んでくれているのを気遣ってくれているだけで……」なんて事を言ったりするけれど、それも断じて違う。

本当に優しい既婚者は誤解を受けるような事はしないものだ。相手を心から大切に思っているならなおのこと。既婚者が未婚者を誘う時は多少なりとも下心がある。もし下心が無くて誘ってくれているとしたら……それは優しい人ではなくて、相手の立場を思いやれない頭の悪い奴でしかない。

私とて人の恋路の邪魔をするほど無粋ではない。恋はするものではなく堕ちるもの…とはよく言ったもので「好きになってしまったから、どうしようもないんです」と覚悟の上で飛び込んでいく事だってあるだろう。堕ちちゃったのなら仕方がない。でも、相手からいいように遊ばれるのは我慢出来ない。

要するに私は自分の友人が傷つくのを見るのが嫌なだけなのだ。

この類の話を聞いた時、本当なら相手のことを全力で罵倒したいところなのだけど気持ちが揺れている人対して、その人が好意を持っている人のことを貶すと逆効果になっちゃうんだなぁ。そして残念な事だけど、この類の話を聞いた人でハッピーエンドになったケースは今のところ1つも遭遇していない。言わなきゃいけない事は伝えるけれど、それ以上には何も言えない。それが辛い。

生真面目なのかも知れないけれど、私は遊びでの色恋沙汰が大嫌いだ。遊びなら最初からやめておけば良いのに…と思う。こればかりは他人がとやかく言える問題ではないけれど友人が傷つかない事を祈るばかり。世の中は上手くいかない事だらけだなぁ……なんて事を思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2011年09月12日(月) お月見。
2010年09月12日(日) あの頃は1人だったけど…
2008年09月12日(金) 爺さまパラダイス
2007年09月12日(水) 指折り数えて
2006年09月12日(火) 針仕事
2004年09月12日(日) 食料を備蓄する。
2003年09月12日(金) ますます嫌いになってゆく
2002年09月12日(木) 言わない優しさ。言えない強さ。

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