今日は娘と公園の砂場で超本気の泥団子を作った。
娘は女の子だけど外遊び命。筋向こうの児童公園には赤ちゃん時代から通い詰めていて、砂遊びはしょっちゅうしている。暑くなってきたら泥んこ遊びは定番だし、親としては色々と諦め気味な訳なのだけど、今まで泥団子を作った事がなかった。もちろん娘とて「泥んこのお団子」なら作ったことはある。しかしそれはお砂場遊び(おままごと)の延長。ところが先日、図書館で泥団子の絵本を借りてきてから娘はずっと泥団子に恋焦がれていて、今日はついに泥団子を作ることになったのだ。
午後から公園に行くと、顔見知りの1つ年上の男の子が泥団子を作っていて「私も泥団子を作りたい」と言うので、私の指導のもと泥団子を作ることになった。目の荒い砂場の砂で泥団子を作ってもすぐに崩れてしまうので、植え込みのところの土を少しだけ戴いて、水を加えて団子を作り、あとは延々砂場の砂をかけて丸めて、また砂をかけて丸めて…の繰り返し。
40歳を前にして超本気で泥団子を作る羽目になるとは思ってもみなかった。
もっとも、もっと本気で作るならベースになる土はザルで漉して小石を取り除き、上からかける砂もザルで漉してから方がより綺麗に仕上るのだけど、娘は初めてなのでその過程は省略。泥団子の基本だけ覚えてもらうことにした。娘も私も黙々と作業すること1時間半。娘は泥団子を壊すことなく、初めてにしては立派な泥団子を作り上げた。「見て、見て! 私の泥団子、光ってる! お砂にキラキラが入ってたんだね」と娘は自分の作った泥団子を見てご満悦だった。
出来上がった泥団子はプリンの入れ物に砂を入れて、砂の中に埋めた状態で自宅に持ち帰った。もちろん、最終的にはちゃんと公園に返します。そんな訳で我が家の玄関には泥団子の入った2つの容器がしれっと並べて置いてある。
泥団子を作るのなんて何十年ぶりかの事だったけれど、やってみると案外面白かった。うんざりせず子どもの遊びに付き合う極意は、大人も本気になって遊ぶ事だと思う。まぁ…そこが1番の壁と言ってしまえばそうなのだけど。
娘の泥団子熱がいつまで続くかは激しく謎。そして玄関に置いてある泥団子の保存期間も未定。とは言うものの、娘が飽きるまで付き合わねばならないのだろうなぁ……と覚悟を決めつつ今日の日記はこれにてオシマイ。