白い木蓮の花の下で ~逝くときは白い木蓮の花の下で~ 目次|過去|未来 【検索からお越しの方へ】
我が家では掃除機と室内箒を併用しているのだが「今時、室内箒を使っている人がいるなんて信じられない」と非常に驚かれてしまった。 そりゃあ、掃除の性能って意味では室内箒よりも断然掃除機に軍配が上がるが、ちょこっとしたゴミを掃除するのにいちいち掃除機を出すのは大変…てな時に室内箒はもってこいなのだ。「2人とも仕事をしているから」というのにかこつけて、掃除機をかけるのは1週間に1度だけ。平日はもっぱら室内箒を活用している。 そんな話から職場の人と「どんな風に掃除をするか」という話題で盛り上がったのだけど「ハタキ」の存在にも驚かれてしまった。「ハタキが無ければ、どうやって掃除するの?」と質問したらば、たいていの場所(部屋の桟や家具の高いところ)は手が届くから雑巾さえあればハタキは必要ないとのこと。背の低い私には考えられない芸当である。 「今時、箒とハタキだなんて古風だねぇ。それに白い割烹着があれば完璧じゃない!」と、すっかり面白がられてしまった。だけど、持ってるんだな…白い割烹着も。流石に普段は使わないけど、不幸事とか法事とかのお手伝い用に1枚。これは結婚したから買ったんじゃなくて、独身時代から活用していた1枚。 私は33年間、箒とハタキと雑巾は掃除の必須アイテムだと信じて疑ったことが無かったのだけど、3つのうちの2つものアイテムが、どうやら一般的ではないらしい……と知って非常にショックを受けた。それとも、同僚達の方が一般的ではないのだろうか? 自分の中だけの常識って常識でも無かったりするんだなぁ。特に家庭内でのことは「自分ちだけの常識」ってのが多いのだろうと思う。箒とハタキはどこの家にもあるものだと思っていただけに吃驚である。きっと同僚達も私と同じくらい吃驚したのだろう。 たまには、こういう話を人に聞いてみるのも良いものだと思った。なんてことのない話だけど、ちょっと面白い。いつか我が家からも室内箒とハタキが無くなる日が来るかも知れないけれど、しばらくは使い続けるだろうなぁ……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。 |