明後日で東北の震災から1年なんですね。本当は明後日書くべきなのですが、日曜日は日記を書けない事が多いので、この1年で思ったことを今日のうちに書いておきます。
あの時はまだ娘は幼稚園に行っておらず娘と2人で自宅にいました。大阪はそれほど大きな揺れがあった訳でもなかったのだけど、テレビを観ると大きな地震だったとのこと。慌てて友人達に連絡したものです。幸いにも私の周囲で亡くなった人はいませんでした。
震災の後は計画停電があったり、物が流通しなくなったり、大変なこと続きだった訳ですが、申し訳ないけれど関西では震災前と一部も変わらぬ日々が過ぎていきました。無責任にも関東から東にいる「友人達が引っ越してくれば良いのに。そのためなら、どんな協力だってするよ!」なんて事を本気で思っていました。勿論、何もかも捨てて移住するってことが、どれだけ大変なことか分かっていてもなお…です。
「自分達だけ楽しく過ごしていていいんだろうか?」と居たたまれない気持ちで一杯だった時「こんな時だからこそ楽しんでください。楽しい報告を読んでいると元気になれます」と言ってくれる方がいて励まされました。あの頃は日本中が鬱々とした何かに覆われていたように思います。
少し落ち着いてきたら原発問題で日本中がヒステリーちっくに。原発の問題は今でも続いているし「怖くない」と言えば嘘になりますが、過剰になり過ぎるのもどうかと思ったり。少し前に被災で避難していた子ども達が保育園の入園を拒否されたニュースがありましたが、腹立たしいやら哀しいやら。小学生の頃の誰か1人を「バイキン」と称して「触ったらバイキンがうつる」という酷いイジメがありましたが、その事を思い出してしまいました。小学生のイジメなら許されるって訳ではありませんが、大人がそんな事をしたらオシマイじゃないかと。
被災地はまだまだ復興出来ていませんし、復興へ向けての課題は山積み。でも、時間が経ってくると当事者でない人間の記憶は少しずつ薄れていきます。節電とか寄付とか、これからも自分に出来ることを継続して続けて続けていきたいと思います。最後に被災して亡くなられた方々のご冥福を祈りつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。