白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2005年03月09日(水) 愚弟の恋。

愚弟が恋をしている。

相手の娘さんは私も東京のFも知っている子だったりする。正直なところ「そりゃぁ、好きになるのも無理ないよね」と思う。Fなど「いまどき、あんなイイ子は珍しいで!」と初対面の時に絶賛したいた。彼女は顔も綺麗だが、何よりも性格の可愛らしい女性である。

愚弟とは、毎日会話をする訳ではないのだが、しかし愚弟が口を開く時、いつも彼女の名が出てくるので「好きなんちゃうん?」と突っ込むも「いや。俺は純粋に仲間と言うか友達として好きなだけや」と、ずっと否定していたのだが、とある事情で彼女とはそうそう会えなくなってしまうことになり、愚弟は決心したのであった。

俺、告白するわ……と。

もしも彼女からOKがもらえたら東京のFは「なんか祝い送ったるわ〜」と言うし、私は愚弟に「じゃあ、姉はなんでも言うこと聞いたるわ」と見栄を切った。なんちゅ〜か。私とFという狭い世界の中で、愚弟の恋が熱い。「あたたかい目で見守っている」と言うよりも「熱視線を送っている」という感じ。

正直なところ愚弟の勝算はかなり低い。だが愚弟は「ん。でも、ちゃんと言わなきゃいけないと思うし」などとと、唐突に男前なことを言っている。ちなみに愚弟の想い人は、頭の良い子なので、愚弟を振るにしても綺麗に振ってくれるだろう……と言うのが、Fと私と、愚弟の友人が持つ共通の見解である。

「なんか、俺、姉やFさんの玩具にされてるみたいや」と愚弟はブツクサ言っているが、血のつながった姉も、血の繋がらない姉も、愚弟が恋をしたことをを密かに喜んでいるのだ。あれこれ書くのは野暮なの割愛するが、色々とあっただけに、ちょっと心配していたのだなぁ。女性を好きになって、気持ちを伝えて……と、ごくありきたりな出来事を、しっかりとこなしたらば、愚弟もひとまわり大きくなることだろう。

男、玉と砕けよ! てな感じである。←砕けるのを願っている訳では断じて無い。

X−dayはまだ先だけど、なんだか気になってしょうがない。きっと私が全く知らない子なら、こうも熱くはならなかっのだろうけど。万が一、愚弟が彼女と上手くいったら私も嬉しい。彼氏のお姉さんというポジションで姉貴風を吹かせるつもりだ。愚弟の恋の成就を祈りつつ今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2004年03月09日(火) 思い込み癖
2003年03月09日(日) 手抜きっぽくて「なに」ですが。
2002年03月09日(土) M坊と愚弟と私。

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