白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2011年05月18日(水) 登園拒否脱出(仮)。老年期の計画。

今日は娘が泣かずに幼稚園へ行くことが出来た。

黄金週間明けから泣き続けて6日間。今日も当然泣くだろうと思っていて、夫も乗る電車を遅らせて待機していたので、なんだか拍子抜けしてしまった。親子3人、手を繋いでバス乗り場まで歩いて行った。昨日、娘は「明日から泣かずに行けるよ!」と宣言していたのだけれど、私はまったく信用していなかった。まさか本当に泣かずに行けるとは。ものすごく嬉しい反面「もしかしたら明日は泣くかも知れないから、明日も心の準備はしておこう」と、嬉しい心に保険をかけてしまっている自分がいる。

……まぁ、でも良かった。おめでとう娘。1歩前進。成長したなぁ。

連日、娘の登園拒否の話ばかり書いていたのだけれど、娘も泣かずに幼稚園へ行けたことだし、今日は少し違う話を。書こうと思っていたのに書けないままでいた事柄など。

先の日曜日は元職場の同僚…と言うか友人が遊びに来てくれたのだけど、その時、私よりも3歳上の友人が「本気で油絵を習いに行きたい」と言う話をしてくれた。彼女は学生時代に絵を描いていたのだけれど、社会人になってからは全く描いていないらしい。「年を取ってから習い始めていては遅いと思う。仕事をリタイヤしてからコンクールに出したり、個展を開いたりしようと思ったら、今くらいから本気ではじめないとね」との事。友人は自分の老年期を見据えて生活設計を立てているのだった。

私も6月には39歳になる。だけど老年期のことは何も考えていない。

もちろん何の計画も無く暮らしている訳ではない。何年後に家のローンが終わるとか、家のリフォームや建て替え(我が家は築40年を越えているので将来的に手を入れないまま住み続けることは不可能)の計画とか、社会復帰のタイミングとか、母達の事とか、漠然とした生活設計くらいは立てている。

だけど私個人としての具体的な夢や希望と言った物は何も持っていない。「今後も家族が健康でいてくれて、私も今のように本を読みながら暮らしていけたらいいなぁ……」程度の事しか考えていなかったので、友人の計画を聞いてハッっとさせられてしまった。

何か考えなくちゃいけないように思うのだけど「何も考えられない」ってのが本音だったりする。とりあえず目の前にあることを1つずつこなしていくのが精一杯。なんだか、ちっちゃいなぁ……自分。

遠い将来を見据えて、自分自身のことを考えられる日も来るのかも知れないけれど今のところは無理そうだ。なんだかちょっと「友がみなわれよりえらく見ゆる日よ」な心境に陥ってしまった。しかしながら縮こまっていても仕方がない。私は私なりに頑張っていこう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2009年05月18日(月) Fの家とインフルエンザ騒動
2006年05月18日(木) 針仕事
2005年05月18日(水) 使わない諭吉。
2003年05月18日(日) 本の整理。
2002年05月18日(土) 心霊・オカルトブーム…とか、なんとか。

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