午後1時過ぎに娘と家を出ようとしたら、年輩の女性が今にも倒れそうな感じで玄関の前に立っていた。突然のことに驚いたのだけど、よく見るとガスメーターの検針の人だった。
「大丈夫ですか? ちょっと休んでください」と玄関先に招き入れて、冷たいお茶をふるまった。聞くと熱中症対策に冷たいお茶は沢山持ってきているのだけれど手元にあるのは飲みほしてしまって、残りは止めてある自転車にあるとのこと。空になったステンレスの水筒に新しいお茶と氷を淹れて差しあげたのだけど、ものすごく恐縮されてしまった。
本当は涼しい場所で横になって休憩した方が良かったのだろうけれど、お仕事中の人に他人の私がこれ以上お節介を焼く訳にもいかないので、お茶しか出さなかった。家に熱中症に効く飴類でもあれば良かったのだけど、我が家はお菓子を常備していないので、お茶の他には何も出来なかった。
それにしても吃驚した。家の前に「もう駄目です」って感じの人がフラーッっと立っていたのだから。今日ほど、熱中症を身近に感じたことは無かった。
地域によって違うかも知れないけれど、電気・水道・ガスの検針に来る人って年配の人が多いような気がする。元気な若者でさえ倒れてしまう暑さの中、1軒1軒、メーターを調べて歩くのはどんなに大変なことだろう。
暑さは老若男女を問わず襲ってくるのだけれど、小さい子どもや年配の人、持病を持った人には特に厳しいだろうなぁ。若い頃は理解出来なかったけれど、身近にいる自分の親達(実家の母と義母)を見ていると、自分達とは違うのだと言うことを実感させられる。こう暑い日が続くと、無事に1日を過ごすだけでも大事業だ。
あちこちで喧しく言われていることだけど、熱中症には気を付けなくちゃなぁ。私も他人事のように言っていないで、無理しないように過ごしたいと思う。これを読んでいてくれる貴方も無理をなさいませんように。
この暑さは来週もまだ続くとのこと。9月に入ったら少しは涼しくなるのだろうか? とりあえず来週1週間、無事に過ごすことを目標にして今日の日記はこれにてオシマイ。