昨日は丁寧な文字で書かれた手紙を貰った。いいものだなぁ…としみじみ思った。
私は手紙を書くのも読むのも大好きだ。メールという通信手段を使うようになってから、手紙や葉書を書く回数は激減してしまったけれど、それでも何かの折にはペンを取って手紙や葉書を書くようにしている。たぶん、どちらかと言うと筆マメなほうだと思う。
だが、私が手紙や葉書を書くときの字は恥ずかしくなるほど汚い。実は書道を習っていた事がある……だなんて、とても言えないほどに。
根本的に時が下手だという事もあるけれど、それ以上に「いつも雑に書いている」ってところが問題なのだと思う。どうも手紙や葉書を書く時って、気持ちが先走ってしまって「早く書く」ことに終始してしまうため、どうにも雑な仕上がりになってしまう。「いっそ書きなおそうか」と思う事も多々あるのだけれど、書きなおしていたら、その手紙がお蔵入りするだろうことが簡単に予想出来るため「出さないよりも、出した方がいいだろう」などと、言い訳をしてそのまま投函してしまう。
早速、私も丁寧な字で返事など……と思ったのだけど、昨日は返事を書くよりも先に、友人のお誕生日カード書かなければならなかったので、今回は「丁寧に書く」を意識して書いてみた。字の上手い下手はさて置き、いつもよりずっと見栄えの良いカードが出来た。
文字に限らず「丁寧である」ってことは気持ちが良いものだ。たとえば、ちょっとした書類や食卓に乗ったお料理、あるいは抽斗に仕舞われた洗濯物などが丁寧な仕事で仕上げられていたら、それだけで優雅な…あるいは贅沢な気分になれるように思う。
私の仕事はたいてい大雑把で粗い。これは文字だけの話ではない。
何でも一度に改めるのは無理だけれど「丁寧である」ってことを意識して、普段の生活を改めていきたいと思う。これは簡単そうでいて、なかなか難しいけれど取り組んでいこう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。