白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2004年09月25日(土) 切り替え中。

一連の騒動には、かなり凹んだし、今な埋め立て不完全な状態ではあるけれども、いっとき感じていた「ウキッーッ! ムカツクー」ってな気持ちは、何時の間にやら、どこかへ行ってしまった。気持ちの切り替えが早いってのは私の数少ない取り得の1つだと思う。たぶん、本当に大変なのは就職活動をはじめてからだと思うのだけど「起こっちゃったことは、しょうがないし」と思えるようになってきた。

嫌な感じ……というかルール違反な形で契約を切られてしまう訳なのだが、それでも送別会を開いてくれるとのこと。内輪だけではなくて「設計部全体」として送ってくれるのだそうな……丁寧に辞退させていただいたけど。私はどちらかと言うと非好戦的な性質なのだが、そんなくだらない見栄に付き合ってやれるほど、お人よしでもない訳で。「次の仕事も決まっていませんし、なにしろ、日にちがありませんから、就業後の時間は就職活動に費やしたいと思っています。ありがたいお話ですが、お気持ちだけ戴いておきます」と無難にスルー。

日本語って便利だなぁ……とつくづく思った。「お気持ちだけ戴いておく」って言葉には2通りの解釈があるように思う。1つは「心から嬉しいけど、気を使わせると、かえって恐縮しちゃうし、お返しとかも大変だから遠慮させてね」って感じ。お香典の辞退なんかは、こっちの解釈になるんじゃなかろうか。もう1つは「あんたみたいなヤツからは、ちり紙1枚貰うのだって、まっぴらごめん。熨斗付けて返品させてもらうわ」って感じ。私が使ったのは、もちろん後者の含みだ。

幹事さんに断った後で、直上司からコソッと耳打ちされた。「時間がないのも分かるけどさ。面接とか、派遣会社訪問とかない日に……当日でもいいから、時間があったら声かけてよ。集まれるヤツだけで送別会しようよ」と。ちょっとだけジーンとしてしまった。ニッコリ笑って、御礼を言った。が、直上司には悪いが、声をかける気になんて、さらさら無かったりする。本当のところは、派遣会社には電話とメールでやり取り可能だし。就業後に面接してくれる会社は少ないので、就業後の時間は、普通に暇な訳だが……そういう問題ではないんである。直上司には「ごめんね」と心の中で謝っておいた。

今回の騒動は、家庭内騒動と違った意味でのダメージがあった訳だが、リアル友人だの、ネット友人から励ましてもらったのは、とても嬉しかった。ちょっとご無沙汰しているような人から、メールだの電話だのがあったのには、ありがたいやら嬉しいやら。友人や知人に何かあったとき「そっとしておく」というのも手段だが「働きかける」というのも大切なのだな……と身をもって感じた。いつか、何かの形で返していけたら良いな……と思う。

ま。そんなこんなで、日々回復しつつある。予定外の転職を強いられることになって動揺は隠せないが「まあ、なんとかなるわ」とも思う。とりあえず週末は、週末らしく楽しんで、やるべきことを片付けていこうかな……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2002年09月25日(水) 地味に過ごした最終日。

白蓮 |MAILHP