お昼少し前、乙女な母が病院帰りに遊びに来た。ベビー布団は乙女な母からの贈り物だったので「ベビーベッドに布団を敷いたよ」と乙女な母を寝室に案内した。乙女な母は「これで、いつ産まれても大丈夫ね」と大変満足そうだった。しかし、乙女な母は言った。
「玩具が無いねぇ……。玩具もなくっちゃねぇ」
「○○百貨店の商品券を貰ったから、それで何か買ってあげようか?」と乙女な母。「買ってあげようか?」と言うよりも、むしろ「今すぐ買いに行くわよ」ってな勢い。そして私は乙女な母と連れ立って昨日足を運んだばかりの百貨店へ行くことになった。レストラン街で食事を済ませてベビー用品売り場と、玩具売り場を徘徊。布で作ったベビージムと、手遊び用の玩具2点を買ってもらった。
百貨店を歩いている時の乙女な母の嬉しそうな顔と言ったら無かった。ベビーカーに双子の赤ちゃんを乗せている若いお母さんに話しかけたり、あれこれ喋りながらベビーグッズを物色したり。きっと彼女は、もっと早い時期に娘と楽しみたかったのだろうなぁ。不肖の娘でかたじけない限り。そしてありがとう。私は今、人生で1番親孝行をしているのかも知れない……と思うほどに、乙女な母は嬉しそうだ。
かくして、またしてもお腹の娘の荷物が増えたのだった。しかし彼女はいっこうに出てくる気配が無い。
帰宅後、乙女な母と少し休憩して夕食の準備など。今夜の献立はハンバーグ(付け合せにエノキ・ピーマン炒め)、茄子とトマトのサラダ、南瓜スープなど。典型的な子供メニュー。南瓜スープが美味しく出来て自画自賛。季節の野菜の美味しさに感激。夫の喜ぶ顔が目に浮ぶようだ。
明日は病院主催のラマーズ法教室に夫婦で参加する予定。「予定日より早く産まれそうだから参加出来ないだろうけど、それはそれで大丈夫ですからね」と言われたものだが、しっかり参加出来そうだ。出産って分からないものだなぁ。あれだけ早産を警戒していたのに、ここへ来て居心地が良くなっちゃったんだろうか? そうは言っても先は見えているので、のんびりお待ちいたしましょう…って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。