白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2007年10月14日(日) 思わぬ弱点

自分で言うと鼻に付くけど、私は真面目で優等生な産婦だと思う。

出産の時も「辛抱強いですね」と、お誉めの言葉を戴いたし、母乳指導についても「頑張ってたのが分かりますよ。完全母乳で頑張れるそうですよ」と言われた。しかし、これは体質が左右する部分が多いので、いちがいに私が頑張っているから…とは言い難いが、一生懸命取組んでいるのも事実だ。娘のために…と言う思いもあるし、自分自身のためだと言う気持ちもある。

「頑張ってるよ! 頑張ってる自分エライ!」と自画自賛したいところだが、このたびの入院生活で、私には情けない弱点がある事を思い知らされた。

どうやら私は「管理」とか「拘束」が滅法苦手で「自由が無い」って事に極度のストレスを感じるらしい。

安静生活を送っていた時だって、自由は無かった。が、あの時は自宅静養だったから動けないなりに自分自身で工夫したり、落ち込みがちな気持ちをなだめたりする事が出来たのだ。しかし病院での生活となるとそうはいかない。

母子同室…って事で、娘と一緒に過ごせるのは良いのだけど、自分でミルクを作れる訳でもなく、当然ながら全ての事柄が病院のペースで進んでいく。「早く家に帰りたいなぁ。規則は分かるけど、娘のペースに合わしてあげたいのになぁ」と、2日目あたりからホームシックで「あと○日で退院…」などと、退院までの日を数えはじめる始末。

我が家が恋しくてたまらない。

私は個室に入らせてもらっているので、大部屋の事を思えば、随分気ままにやっている。大部屋だったら、夜中の授乳やオムツ交換の時、我が子に言葉をかけるのにも気を使うのだろうなぁ…と思うと、大部屋で頑張っているお母さん達が眩しくて仕方がない。

わずか6日間ほどの入院なのに、いい年してホームシックだなんて恥ずかしい。今まで、どれだけ我儘かつ気ままに過ごしていたかを身に染みて思い知らされた。

退院は明後日の午後。

ホームシックだなんて舐めた事言ってる場合では無いなぁ。帰宅してからの方が大変だろうし。気持ちをシャンと持たねば。病院で過ごす夜も、あと2晩。こんな気持ちも思い出になっていくのだろうなぁ…って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


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