白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2003年10月14日(火) 旅館の朝食と淡島神社の秘密

和歌山旅行2日目。

旅館の朝ご飯って、どうしてあんなに美味しいんだろう?

普段なら朝ご飯は毎日、簡単にしか食べない。それどころか抜いてしまう日だってあるというのに、旅先ではご飯をお代りして食べたりするのだ。朝風呂を浴びてから朝食。アジの干物と、採れたてのイカのお刺身がとしても美味しかった。出汁の味が効いたお味噌汁も美味しくて、お約束通り、ご飯をお代りして食べた。

食後にお散歩。すぐ近くにある淡島神社へ。淡島神社は人形供養で有名な神社とのこと。3月3日には流し雛をするらしい。ここ数年、人形がマイブームなのでワクワク出掛けた。人形寺だけあって、境内は人形だらけだった。人形供養というと、どうしても日本人形を思い浮かべがちなのだが、北海道土産の木彫りのクマだとか、招きネコ、信楽焼きの狸、福助人形もいた。マネキンなどの商業用人形と金属製の人形以外は受け付けてくれるらしい。境内にビッシリと人形。本殿の中も人形。主を失った人形がゾロリと並んでいる姿は壮観で、ちょっと気味が悪かった。

絵馬所に行くと、やたと「子供が授かりますように」という絵馬が目につく。「人形って子供の節句に欠かせないものだから、子宝祈願なんかとも結びついているんだねぇ」と納得。そして本殿の横にある小さめの社にも絵馬がギッシリ。しかし、そこには絵馬だけでなくビニール袋に「何か」を入れてぶら下げてある。よくよく見ると、それは女性の下着やストッキング類だった。中には男性のトランクスも。これも子宝祈願なのだろうけれど、他人の使用済みパンツがズラッと並んでいるのを見るのは、かなり気味が悪い。流し雛をするロマンティックな神社のイメージが音を立てて崩れていった。

そして、もっと驚いたのは薄暗い社の中を覗いた瞬間だった。男の象徴(平たく言うとオ○ンチン)を模した木彫りが壁一面に飾られていたのだ。大きいのから、小さいのから、形も色々な陰茎が雨後の筍のようにニョキニョキと立ち上がっているではないか! 女性器や、男性器を崇めている神社があるのは知っていたけれど、淡島神社がそうだとは知らなかった。驚くぺきは、陰茎を彫った彫師がいるということだ。スゴイ……凄過ぎる。

人形供養の神社→子宝祈願……ではなくて、陰茎を崇める→子宝祈願→子供の節句→人形供養と繋がっていったのだろう。お参りの人はかなり多いらしくて、ものすごい数のパンティがぶら下がっていた。人間の感情が濃厚に漂っているような気がして、心底気味が悪かった。

なんとなく長居したい場所ではなかったので早々に退散。魚の卸売店を見学に行く。一般の人も購入できると聞いていたので、張り切っていたのだが、バラクック小屋のような小さな店は、まだ掃除中だった。「船が帰ってこないと開かないから昼頃に来てくれ」と言われて、出直すことに。

宿へ戻り気を取り直して荷物の整理。昨日、無人販売所で買ったみかんを食べて、1日の予定を相談。またしても、何の予定も立てていないのであった。お世話になった宿に別れを告げて、ガイドブックを見て、雑賀崎にある個人の美術館へ。しかし閉館していた。仕方が無いので、その付近にあるお洒落なカフェへ。しかしそこも閉まっていた。観光地なのに……日曜なのに、何故閉まっているのか? それとも潰れたのか? 真相は謎のままドライブだけして雑賀崎を後にした。

旅行2日目の続きは、明日また書くってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2002年10月14日(月) 新しい黄門様♪
2001年10月14日(日) たまには真面目に「臓器移植」の話題など。

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