遅まきながら、病院主催の母親教室へ行ってきた。
母親教室と言っても、ずっと身動きが取れない状態だったので「妊娠生活の過ごし方」とか「赤ちゃんのお世話」みたいなのには参加しないまま過ぎてしまった。今日は出産についての具体的な説明と病棟見学など「さあ、産むぞ」的な内容だった。
あんなに沢山の妊婦をリアルタイムで見たのは初めての経験。妊婦が同じ方向を向いて、ズラーッと座っている図は不思議というか、迫力があると言うか。最近は私も含めて高齢出産が多いとは聞いていたけれど、確かに参加者の平均年齢は高そうだった。
講義の内容は既に知っている事がほとんどだったので、少し退屈だったけれど、病棟見学は、具体的な入院生活がイメージ出来たので良かったと思う。私が出産するのは総合病院で、何かと至れり尽くせりの産科の専門病院のように快適ではないだろう……と覚悟していたのだけれど、想像していた以上に設備が整っていて吃驚した。
私は自分が大人になってから入院の付き添いだけは数をこなしてきたのだけれど、近年の病院の進化には、感動せずにはいられない。病院内にコンビニやATMがあったりするのも便利だし、トイレやお風呂も患者が使いやすいように設置されているし。「あの時、これくらい便利だったらサポートするのも楽だったのになぁ」などと、ふと自分の家族が入院していた時の事を思い返してしまった。
病院って、患者の治療が最優先事項で全ての力はそこに集まってくるものだけど、患者を支える家族だって、けっこう大変だったりするのだ。なかなか理想通りにはいかないと思うけれど、病院の施設は患者に優しくあると同時に、患者の家族にも優しくあって欲しいと願う。
私はどのタイミングで入院するのかなぁ……と思うと、ちょっとドキドキする。こればかりはお腹の娘の決めることなので、のんびり待ちましょうかね……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。