白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2002年09月19日(木) オフィスの妖精。

彼らは……

オフィスにある机の引出しに棲んでいると伝えられています。
たいそう恥かしがり屋な一族のようで
人間の前に姿を見せることは滅多にありません。

彼らの仕事は、オフィスで働く人々を見守ることです。
もちろん、黙ってみているだけではありません。
人間に気付かれないように、お手伝いすることだってあるのです。
たとえば、人間がなくした文房具を探し出してあげたり
うっかりミスをしそうになっている人の耳元で叫んでみたり
睡魔と闘う人間の頭を、コツンと叩いて起こしてみたり。

彼らは、誰に誉められることもありませんが
それでも一生懸命に自分達の仕事をしています。
いつか……自分の背中に羽が生えてくるのを夢見て。
彼らは人間の微笑みを見るたびに
その背中に特別な力を蓄えてゆきます。
そして、その特別な力は、いつしか透明な羽になるのだそうです。

彼らの背中に羽が生えた日……
彼らはオフィスの神様から「オフィスの妖精」という名前をもらって
オフィスの机から飛び出してゆくのだそうです。

オフィスの妖精が自分の机の引出しを飛び出す時……
その席にいた人間を一緒に連れ出してくれるそうです。
新しいオフィスに、新しい世界に……
オフィスの妖精は、そうやって人間の側で暮らしています。


………なんて話が、あったらいいなぁ〜〜と妄想してみた木曜日。
今日は仕事が満員御礼・パツン・パツンだった。
週明けからのハード・ワークはキツイなぁ。
よほど、荒んだ顔をしていたのか
出来杉君こと、Tさんが駅まで車で送ってくれた。
終電には充分間に合う時間だったのに、悪かったなぁ……
↑とか言いながら、ちゃっかり送ってもらうあたり。

オフィスの妖精なんてのが、本当にいるのなら
ちょっと頑張って、まだ仕事をしているだろう人達を
励ましてやって欲しいなぁ……と思うのであった。

そろそろ寝なきゃなぁ〜〜ってことで
今日の日記は、これにてオシマイ。


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