何年かぶりに
ハウスのプリンを作ってみた。お鍋にプリンの素と牛乳を入れて煮立てたものを、型に入れて冷蔵庫で冷やして食べる、アレである。
今週、夫は仕事が忙しくお疲れのご様子。しかも夜勤週間ということで生活リズムが乱れているため、疲れもさらに倍増という印象。何か元気をつけてあげたいなぁ……とて作ってみたのがハウスのプリン。夫は甘い物が大好きなので、きっと喜んでくれるだろうと。昨夜、夫を送り出して夕食の仕度をした後で、プリンを仕込んだ。スーパーで買ったプリンの素は138円。牛乳代とガス代がいるといっても4つ分のプリンが出来るのだから、安上がりなデザートだ。
そして今日。食後プリンを出してみた。夫の喜びっぷりったらなかった。「ありがとう。そうそう、この味! カラメルがザラザラしてるよね」とて、こちらが恐縮するほどに喜んでくれた。実際、何年かぶりに食べたハウスのプリンは美味だった。夫はご機嫌でプリンを食べて、夜勤週間最後のお勤めに出掛けて行った。
だけど「味」だけで言うならハウスのプリンは、それほど美味しいものではないと思う。ちゃんとした洋菓子屋さんのプリンの方が美味しいに決まっているし、そこまでいかずとも、コンビニプリンだってかなり美味しい。「プリン」と名前が付いてるけれど、粉と牛乳で作った「プリン風デザート」が本気のプリンに勝てる訳がないのだ。
だけど美味しいのだなぁハウスのプリンって。あれは、想い出込みの美味しさなのだろうか? 子供の頃、母親に作ってもらった記憶があるから美味しいのかも知れない。それとも、単にあのチープな甘味が美味しいのかも知れない。日清のUFO焼きソバは、本物の焼きソバとは似ても似つかない代物だけど「あれは、あれで美味しい」と感じるみたいに。
とにかく、夫が喜んでくれて嬉しかった。かく言う私も1週間が終わって少々草臥れ気味。明日は午後から工務店の人が来て、階段に手摺りを付けてくれる予定になっているけれど、それ以外はのんびりと過ごそうと思う。良い週末になるといいな……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。