白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2006年12月23日(土) 顔に滲むもの

昨日は友人と食事をしてきた。

「お久しぶり!」と挨拶を交わして心斎橋の小洒落た居酒屋さんへ。しかしながら、よくよく考えてみると彼女とは年に2〜3回会っているのだ。彼女は東京の人で私は大阪在住。なのに地元の友人よりも、よほど頻繁に会っているのはどうしたものか。お互いに自由がきく…ってことが大きく影響しているとは思うのだけど、たぶんお互いに「会いたい」って気持ちが強いからなのだと思う。

毎度ながら彼女と話をするのは楽しい。ヲタク的な趣味の話や、恋愛を含んだ人間関係の話。本の話や、お洒落の話。4時間も一緒にいたのに話の尽きることが無かった。むしろいつも別れてから「あぁ…あれも話したかったんだ……」と思う事の方が多い。

今回、彼女と会って改めて思ったのは「この人は苦労が顔に出ないなぁ」ってこと。色々と頑張ってきた(頑張っている)人なのに、見た目はすごくおっとりしていて「苦労知らずのお嬢さん」という雰囲気さえある。もちろん話をすれば、しっかり者だって事は分かるし、勝気な部分も見え隠れする。なのに彼女は「苦労したことなさそうな顔」なのだ。巷を見渡してみると「そんなに苦労してないのに苦労を一身に背負っているような顔」の人もいるのに、これは彼女の徳なのだと思う。

もっとも「苦労経験者」であることと「不幸が染み付いている」のは全く別問題なので、そのあたりが苦労してそうな顔か否かを左右するのかも知れない。顔ってつくづく恐ろしい。美醜云々ではなくて、滲み出るものがあるのだから。

それにしても楽しいひと時だった。居酒屋さんはネットで見つけた初めて行くお店だったのだけど、値段と味のつりあった良い店だったし、その後で入った珈琲店も良い雰囲気だった。ハンチング帽を被ったマスターが1人カウンターにいる珈琲店。私はお洒落なカフェよりも、地味ながらも落ち着いた雰囲気のお店が好きだ。趣味の会う友人を連れていってあげたいなぁ……と思わせる良いお店だった。

そんなこんなで、とても楽しい時間を過ごさせてもらった。共にこういう時間が過ごせる良い友人がいるって嬉しいことだなぁ……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2005年12月23日(金) 踏み。踏み。
2004年12月23日(木) 恋月姫の人形展
2003年12月23日(火) 年末に向けて。
2001年12月23日(日) ベスト10も悪くはないが「たった1つ」でもいいぢゃないか。

白蓮 |MAILHP