白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2006年07月31日(月) 書店の本の底力

私は「趣味は読書です」と胸を張って言えるほどの本好きなのだけど、収納場所の関係で本の購入は最小限度に留めている。

欲しいものは欲しいし、捨てられない本とは一生を共にする覚悟でいるけれど「読みたい度」が普通くらいの本については、出来るだけ図書館を利用している。今時の図書館はなかなか行き届いていて、読みたいと申告すれば、どんな本でも手配してくれるし、高価な本でも手に入るのはありがたい。そんな訳で図書館は大好きな場所である。

だけど、たま〜に本気で書店に行くと「本はお金を出して買うものだな」と思わずにはいられない。書店の本には力があるのだ。同じ本でも、図書館にあって不特定多数の人間の手に渡った本と、インクの匂いのするピカピカの本とでは「面白いから読んでみてよ」と語りかけてくる力が違う気がするのだ。

これは本に限ったことではないのかも知れない。自分が「ここ1番」と思う趣味については、ある程度の投資が必要なのではなかろうか。「金額=物の価値」とは言わないけれど、お金を出して物を買うっていうのは、それ相応の意味があるように思うのだ。

そんなこんなで、久しぶりに新刊本を買ってみた。帰りの電車で目を通してみたが……それほど面白い作品では無かった。どうやら失敗したらしい。そうケースもあるってことだ。まぁ、それでも「本を買った」ってことに意義があるのさ……と負け惜しみを言ってみたところで今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2005年07月31日(日) 真昼の酔人。
2004年07月31日(土) 愛されるろくでなし
2003年07月31日(木) 仕事辞めたい病。
2002年07月31日(水) 『海辺の家』〜好きって気持ちは表現するべし〜

白蓮 |MAILHP