白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2003年07月31日(木) 仕事辞めたい病。

転職して7ヶ月にしかならないが、仕事を辞めたい病に罹っている。

私が働いている会社は、いまどき珍しく一時が万事アナログな会社で、高性能のCADを装備してCADオペレーターも常駐していたにも係わらず、私が入社するまで、ほとんどCADは活用されていない状態だった。「CADってこんなに便利なんです」ってことをアピールする事が最初の仕事だったと言っても過言ではない。鎖国時代の日本にキリスト教を持ち込んだ宣教師って、こんな心持だったのかなぁ……と思うほどに。

信じ難い話だが、若い世代の人でさえ、ほとんどPCを使わず、また使おうとする意欲もない状況で自分が異邦人になったような疎外感を感じていたところに「データを盗んだりしていないか?」などと、あらぬ疑いを掛けられ(疑いは晴れたのだが)その上、専門外の仕入事務仕事を任されるという、踏んだり蹴ったりな日々なのである。

CADの普及化はそろそろ軌道に乗ってきて認知されつつあるし、HP製作やカタログ作り、チラシ作りも慣れてきて「そこそこ」の仕事が出来るようになったのだが、全て手作業のアナログ事務には、とても耐えられそうになく……と言うか手間のかかるアナログ方式で事務をしていたのではCADの仕事など物理的に手が回らないのだ。長く働いていくために図面描きの仕事は手放すつもりは毛頭ないので年末のボーナスを手にしたら辞めようと密かに計画したりして。秋から始まる三次元CADの講座を受けてCADの技術に磨きをかけておけば転職にも有利かなぁ……とか。

そんな事を考えている私だったが、上司からちょっと嬉しい指令を頂戴した。今まで手作業でしている事務作業を全般的にPC化しても良いとのこと。「経理を統括している上司の意向もありますし、そう簡単には進められないかと思います」と進言したらば、そろそろ改革は必要なので、責任は全て持つから強引に変えていっても良いとこのこと。

事務をPC化できるのなら、図面描きと仕入事務を両立させるのも可能だろう。たぶんバッシングはくるだろうけど、どうせ辞めるつもりだったのだから、ここは1つ思いっきり好きにさせてもらうことにしよう。それで仕事がやりやすくなれば残留すれば良いのだし、それでも駄目なら派遣暮らしに戻るだけのことだ。

仕事の大変さは変らないけれど、モヤモヤが吹っ切れたので気持ち的には楽になった。

「働くの嫌い」とか「週末だけが生甲斐」とか言いながら、意欲的に働かなくちゃいけないってのは因果なものだが、しばらくはベストを尽くしていこうと思う。どうせ働くなら少しでも楽しく……という程度の気持ちは持っているのだから。明日も頑張って出勤するぞということで今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2002年07月31日(水) 『海辺の家』〜好きって気持ちは表現するべし〜

白蓮 |MAILHP