2014年06月19日(木) |
諸君の義務となるであろう |
「憲法は政策の具としての戦争を放棄ししている。…しかしながら、もし国際的な無法状態が引き続き平和を脅威し、人々の生活を支配しようとするならば、この理想(戦争放棄)が止むを得ざる自己保存の法則に道をゆずらなければならぬことは当然であり…国際連合の枠内で、力を撃退するには力をもってすることが諸君の義務となるであろう」
問題1:誰の発言か。 ヒントは、コーンパイプ。
問題2:引用文献は何か。 ヒントは、そろばん。
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発言者は年頭所感にこの言葉を述べ、この年の4月に帰国し、 例の有名な言葉を残して、軍務を退役している。 そして、この年の9月には、日米安保条約の調印がされている。
引用文献によると、そのように書かれている。 60年以上昔の予言、否、設定されたシナリオだ。
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二村定一からエノケン、トニー谷、そして永六輔へと至る日本のボードビリアンの血脈をたどる研究の中で、予期せずこの発言を拾ったんである。
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芸能文化であれ、政治であれ、 この国の明治時代以降の近現代史には、なんだかよくわかない部分がある。
自分の勉強不足を棚に上げて言うと、積極的に事実が周知されていない。 「利害関係を考慮して正史編纂中」という感じがするのである。
昭和のちょっと昔の出来事に至っては、自分から積極的に勉強しない限り、 「懐かしのアイドル」だの「懐かしのアニメ」みたいなものでごまかされている。
正確な歴史的事実を知らなければ、正確な未来は組み立てられない。 ものごとの「起」「承」「転」を曖昧にして、 「結」の最適解はこれだ!と言われても、判断不能、できないのである。
集団的自衛権を為政者ではなく国民が正面から考察するのが難しいのは、 こうした根の深い問題があるせいだ、と思っている。
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