浅間日記

2006年06月19日(月) 3浪生の受験日前

二週続けて週末を拘束されて、クライミングに行けないHは、
怨恨の塊みたいになっている。

もう遠征まであとちょっとなんだから、と、めずらしく心中を暴露。
調子を整えておかないと、向こうへいったら条件が悪くなるだけなんだ、とも。

焦っている、と、遅まきながら気づく。



Hがインドへ行く用事というのは、頂上に立つこと、
つまり、成功か失敗のどちらかで終わる用事だということを、
もう本当に、すっかり忘れていた。

考えてみれば、4度目の挑戦だから、3浪生の受験日前みたいなものだ。
しかも、色々な面で、今までよりも条件が悪い。

私は多分、彼らに同調すまいと、無意識に思考を遮断している。
それに、例によってあの人達は、馬鹿みたいに冷静を装う。

家族にとっては、ショーでもゲームでもない。
多分、チャレンジですらない。家族にとっては。

だから、サッカーワールドカップの応援みたいな気分で
興奮気味に寄り添うことなんか、ちょっとできないんである。

そしてこれから先も多分、出発までそうすると思う。

ただまあ、色々な雑事からはもう開放してあげよう、とは思う。

2005年06月19日(日) 高密度な労働投下
2004年06月19日(土) 草刈り多国籍軍


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