イラク自衛隊多国籍軍参加を決定。 愛読させていただいている「JIROの独断的日記」でも、 憲法前文とあわせて詳細を書かれていた。
この方のタイトルにある「独断的」というのはご本人の謙遜かご愛嬌で、 事実の積み重ねから理論的に意見を述べる、 まことに正統派の時事社会日記である。 小泉首相の一連の「独断的なふるまい」のようなものとは違うのである。
*
地元の新聞では、今月9日のG8首脳会議の際に撮影された ブッシュ大統領と小泉首相の2ショットとともに報じられている。 私の嫌悪するところの、職務上ホモの匂いがぷんぷんする。 プレスの前ぐらい、ネクタイを締めろといいたい。
*
そんな瑣末なことはよいとして、多国籍軍参加については、 方向性と決定プロセスの両面で、違和感を感じている。
しかしそれを上回る、違和感以上のものを感じさせるのが、 「(多国籍軍に参加していないと)、 治安が悪化し他国が撤退するときに、 暫定政権から自衛他は残ってくれと頼まれかねない」 という、撤退を探る計算が外務省にあるらしいことだ。
あちらが出るから我が方も仕方なく、 できるだけ形式的に負担のないように、というのなら、 明日うちのまわりで行われる、町内会の草刈りと全然変わりない。
一国で判断し動けない事情とは、一体どういうことか。 そんな国際政治上の軋轢が本当にあるのか。 日本は自らそういう役どころに身を置いてしまっているのではないか。
よくわからないことだらけである。
|