雲間の朝日に想うこと


< 逢わぬ内に理由は消えて居たのでしょうか >


果たして、
人は変われるのか。

其れとも、
人は変わらぬのか。


其の何方も真で在って。

其の双方とも、
偽りなのだけれど。




其れならば。

変移や真偽を差配する想いは、
如何で、
形作られるのだろうか。





















恐らくは、
其れが。

俺を好きだと想い続けた、
其の源だから。


 「あのね。」
 「禁句かもしれないけれど。」


そう迷いながら。

あの子は、
口を開いてくれたんだろう。









けれども、
其れは。




自身が、
上手く行かず。

半ば、
自棄に成っていた刻に。



永く患い、
もう逢えぬのだと。

あの子が、
姿を消して居た間に。




変わり、
失って了った物に。

他ならないのだ。

























 「前の小坊主ちゃんは。」
 「もっと柔らかかった。」
 「頭が固くなったよ。」





















或いは、
其れも知った上で。


敢えて、
刃を放ったのかも知れない。


あの子が、
俺を想う其の幹が。

俺には、
もう無いのだと。





----------
References
 Jan.04 2015, 「強く想える刻ですか」
 Apr.20 2013, 「初めて繋がった日に為るのでしょうか」
 Sep.18 2012, 「見て居なかったのだと斬り付けるのですか」







↑Enpituの投票ボタン(おまけ情報付)


2020年07月29日(水)


----------
History
2014年07月29日(火) 次の路筋を探しませんか
2012年07月29日(日) 積み重ねる気が在るのでしょうか
2004年07月29日(木) 残した想いが在るからでしょうか
2003年07月29日(火) 想いに気付かぬ揺れでしたか





Add MyEnpitu

小坊主
MAIL