通常より、 其の危険性が高い事を。
理解しては居ながらも。
改めて、 一つの事例に面する事で。
其の理解は、 未だ、 不充分では無いのかと。
何度も反芻しては、 絶句する。
幾度、 そんな想いを繰り返せば。
平穏が、 手に入るのだろうか。
闘いに勝ち、 死線を潜り抜けて来た、 其の身は。
殆どを、 失って居るのだ。
花丸の、 朝のお店の画と共に。
一つ、 訃報が流れ。
「もう頑張らない。」 「何もしなくて良いとお医者さんには言う。」
あの子は。
戦友を悼む様に、 一言、 そう呟いた。
何度も闘う、 意地も、 気力も、 執着も。
無論、 誰もが持ち合わせて居る訳では、 無いのだけれど。
もう、 あの子は。
如何なる病で在っても、 何もするなと、 頑強に言い張るだろう。
其れ故に。
絶対で無いものに、 余計に、 絶対を求めなくてはならないのだ。
普通に、 過ごしては居るけれど。
そして。
自然と、 罹って了う物だけれど。
---------- References Jun.09 2018, 「動けぬ事を責めて了って居るでしょうか」 Apr.25 2016, 「敵う言の葉が在るのでしょうか」 Oct.05 2015, 「美談は暴力だと気付けますか」
|