雲間の朝日に想うこと


< 積み重ねる気が在るのでしょうか >


想いは。

必要不可欠な物には、
違いないけれど。


想いは。

決して、
解決の糧には為り得ない。





其れ故に。



互いの妥協点を、
探りながら。

一つ、
一つ、
想い以外の積み重ねを、
繰り返すのだ。










けれども。




其の積み重ねが、
常に、
振り出しに戻り続けるのなら。

其れは、
時間の浪費に他ならない。




















 「話したいんだけれど。」


泥酔した姫が、
覚束無い言の葉を吐き。




話しても、
話さなくても。

何時もの様に、
姫の爪に傷付けられて。



やり返しても、
逃げ出しても。

俺を悪者にして解決が図られるのだと、
溜息を付きながら。



 「嫌だ。」
 「酒が入って無い時にして。」


俺は、
諦めの応えを絞り出した。


















既に諦めて、
開き直った筈なのに。

此れ程腹に据えかねるのは。



結局。

未昇華の想いが在る事に、
他ならないのかな。





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References
 Nov.15 2011, 「距離を望んだのは此方でしたか」







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2012年07月29日(日)


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History
2004年07月29日(木) 残した想いが在るからでしょうか
2003年07月29日(火) 想いに気付かぬ揺れでしたか





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