暗闇の中で、 浮かび上がる一筋の光は。
恰も、 唯一の希望の様に、 映るけれど。
飽く迄。
其れが、 総てでは無い。
明るさを求めて、 彷徨って了うが故に。
隘路で、 光を見失い勝ちだけれど。
迷路の様に入り組む、 其の壁は。
眩んだ眼で自ら創り出した、 幻影かも知れないのだ。
暗闇に見える、 其の暗所の中にも。
案外、 淡い灯りは隠れて居る。
想い極めた選択故に。
「治療中止になった。」 「何やってるんだろう・・・。」
其の路が途絶える事へ。
あの子は、 殊更、 痛みを覚えるけれど。
想定通りに進んだ、 想いの方が。
ずっと、 少ない中で。
少しずつ、 少しずつ。
歩み進んで来たじゃない。
此れ迄も。
そして、 此れからも。
---------- References Jul.16 2014, 「覚悟の意味を受け入れられますか」 Jan.01 2014, 「路筋の見付かる旅路でしょうか」 Jan.11 2013, 「もう一度振り向ける新年でしょうか」
Jun.02 2014, 「賭事の様な治療でしょうか」 Oct.27 2012, 「無駄な御守りでしょうか」 Sep.14 2012, 「選択では無く廃棄でしょうか」
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