潜在する歪みは。
必ず、 顕在化するのだ。
想いと本分とを、 天秤に掛け。
理性と本能で、 何れ程、 全てを調整しようとも。
宿した矛盾は、 身体に、 傷跡を残すのだ。
形として。
きっと。
相手が、 日々を丁寧に過ごして居る、 其の証拠で。
其れは。
自身の望む姿に、 他ならないけれど。
同時に。
其の、 相手の姿は。
自身に向って居る筈の、 想いの、 其の証拠を。
一欠片すら、 飛ばす事が出来ぬ状況でも在る。
「休日は寂しいから嫌い。」
文字として届いた、 其の言葉に。
勝てる筈も無い。
何れ程、 想っても。
其れは飽く迄、 内なる領域だけの想いで。
想いを詰め、 外へ取り出した瞬間に、 初めて。
相手へ贈り届ける事が出来る想いに、 成るのだから。
---------- References Apr.20 2006, 「新芽は真芽なのでしょうか」
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