一方的に構築された、 事実とは、 異なる行為を。
想像の枠で増幅させ。
其の行為が、 恰も現実に成されたかの様に、 現実の物と認識されて。
勝手に話が進む。
不本意だけれど。
例え偶然の、 一年に一度在るか無いかの、 希な着信でも。
真夜中に、 電話が着信する相手が、 存在する。
其れは現実で。
勘気を被るには、 十二分の事実だから。
耐えられる。
違うか。
どれだけ、 非難を受けようと。
どれだけ、 蔑まれようと。
「こんな酷い事ばかり言ってて。」 「私嫌われちゃうね。」
「嫌い?」 「俺は好きだよ。」
未だ其処に、 希望が残って居るから。
故に耐え切れる。
一度破った約束。
其れを姫は、 常に意識して来たのだろう。
「其れだけは言わない様に。」 「頑張ったんだよ。」
其の想いを、 強く強く、 感知出来るから。
姫を嫌いに成る理由には、 該当しないんだ。
---------- References Mar.18 2004, 「護れぬ約束でしたか」
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少々遠出を致します。 来週後半には戻って参りますので、 其れ迄お休みさせて下さい。
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