一歩、 一歩。
僅かでも、 歩み続ける限り。
ずっと、 ずっと、 悔い改めるのだ。
其処に、 刻み抉った疵は。
決して、 忘れ消去される事など、 無くて。
飽く迄。
想いを受容させる腕が無かった、 証として、 在り続ける。
次なら。
今なら。
少しは、 増しに想えるだろうか。
無機質な冷や布に、 潜り込ませた、 身体は。
嘗ての温もりに、 彷徨い。
ずっと、 寝付けずに在った。
夢なら。
醒めて、 諦めも付くのかな。
---------- References Jun.20 2008, 「遠避けて了うでしょうか」 Oct.12 2008, 「割って終えば良かったでしょうか」
|