雲間の朝日に想うこと


< ながめる月なら永遠でしょうか >


ひと月に、
一度の輪廻を繰り返す。

其の、
定め故に。


表裏の、
其の裏側に在って。

表の様な、
強さを纏い輝く故に。




重ねられる姿は。

委ねられる想いは。


数多に、
在るのだけれど。










月は。


其の、
一つ一つに。

如何様に、
応えるのだろうか。




其れとも。


飽く迄、
其の光は見上げる者の投影で。

与り知らぬと、
言うのだろうか。


















戻れる命が在れば。

途絶える命の在ろう事は、
摂理で。



数多に在る個の、
其れ其れに。

過ぎないけれど。


























三日月にも満たぬ、
細く、
細く、
輝き始めた月を。

幾ら、
ながめても。




視得ぬ相手では無く、
自身に宿る想いしか復らぬのは。

ながめかたが悪いんだろうな、
きっと。






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2019年10月01日(火)


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History
2006年10月01日(日) 事後処理でしょうか
2005年10月01日(土) 嫉妬故に下手なのでしょうか
2004年10月01日(金) 裏返せば辿り着けますか
2003年10月01日(水) 日常から丹念に拾い出せますか





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