機械的に、 一対一の出入力で、 対応する事は。
決して、 無いから。
各部位が。
複数の機能を有しても、 不思議は無いけれど。
別の機能を果たす刻に。
一方の機能を、 一時的に失うから。
其の機能に、 嫉妬をするのだろうか。
「ほら!」 「こうやるんだよ!」
姫から渡された、 方法を記した一枚の紙へ。
丹念に、 視線を注いでも。
想いに、 切り替えが生じない。
恐らくは、 不安を転嫁する為に。
「出なかったら。」 「小坊主のせいだからね!!」
責任を、 俺に擦り付けて居るのだろうけれど。
其れならば。
其の最中に、 要らぬ機能を発動しなければ、 良いじゃないか。
授乳の為の、 姫の、 大切な器官は。
俺にとっては。
何時でも、 敏感な突起物でしか、 無いよ。 |