雲間の朝日に想うこと


< 裏返せば辿り着けますか >


永く寄り添い、
同じ刻を共有する事で。


相手の想いを。

正確に推し量り、
把握出来る様に成るのだろうか。





老夫婦は。


相手の要求を満たす振る舞いを、
的確に把握して。

何の言葉も無しに、
先んじて自身を動かす事が、
出来るけれど。




もしかしたら。


お互いの波長が、
殆ど、
同一化するから。


相手の想いと、
自身の想いを、
限りなく近似可能なのかも知れない。












其の域に、
何時辿り着けるかなど。

想像すら出来ぬけれど。


寄り添えば。

ある程度、
波長を逢わせる事が、
出来る筈だ。



だからこそ。


 「普通の人と付き合えば?」


其の言葉を、
正確に裏返せば。


きっと、
真に程近い場所へ辿り着く。

















何処だ?

姫の、
不安や不信や負担を増やして居る、
俺の振る舞いは。


何れだ?

普通じゃ無いと想わせる、
俺の振る舞いは。













自分の境遇を天秤に掛け。


 「小坊主。」
 「普通の人と付き合えば?」


姫は、
自分を否定する様に、
言うけれど。




其れは即ち。

姫は今、
俺が普通で無いと、
そう考えて居るに違いない。


2004年10月01日(金)


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2003年10月01日(水) 日常から丹念に拾い出せますか





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小坊主
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