雲間の朝日に想うこと


< 何れ程蓋を重ねさせたでしょうか >


何れ程、
積み重ね来た礎でも。


至る経緯が、
総て削除されて了えば。

朧朧たる、
逃げ水にしか為らぬから。





転々と。

想いは、
彷徨い始めるけれど。












言い換えれば。







何度も飲み込み、
幾度も封じ。

無理矢理に捩じ曲げて来た、
其の想いの核が。


嘗ての輝きを取り戻す事と、
同義なのか。



























あの子は。


 「本当に私と付き合っていたのなら。」
 「私と別れて下さい。」


二人の時間を見失い。

至極真っ当な言の葉を、
呟きながら。















 「ねぇねぇ?」
 「うちらって付き合ってる時って仲良かった?」
 「らぶらぶ?」


ずっと昔。

良く目にして居た、
少し奔放で、
少し舌っ足らずな其の姿を。


垣間見せた。





















きっと。

きっと、
こんな風に振る舞える様な場所を。






俺は。

創ってあげなきゃいけなかったんだ。





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References
 Sep.30 2011, 「試練では無いのでしょうか」
 Sep.19 2011, 「何を求めて逢うべきでしょうか」
 Aug.02 2004, 「挑発の応えに成り得る質でしたか」
 Jan.14 2004, 「偽りの返信でしょうか」
 Aug.15 2002, 「安堵しても良いのですか」







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2017年02月12日(日)


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History
2016年02月12日(金) 望まぬ目先を謀るのですか
2008年02月12日(火) 交わさぬ想いは育つでしょうか
2006年02月12日(日) 新しい物に限るのでしょうか
2003年02月12日(水) 中を透かして見られるのですか





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