殊に、 極限の状況下に於いて。
軽重を過つ、 其の振る舞いは。
自らを、 断つに等しい事だけれど。
一見、 有害にすら想える、 其の執着は。
想像以上に。
自身を奮い立たせる、 現世への、 縁なのだろうか。
其れとも。
断たれる率の高い、 現状で、 損益のみを物差しに据える事への。
精一杯の、 抗議の闘いだろうか。
「少し休んだら?」
眠りを促す、 俺の言の葉に。
「いや。」
「ねたらしんじゃうし」
「けいたいとられるから」
並立するには、 少し、 不自然な理由が。
二つ返る。
確かに。
「けいたいとられたらどうしよう?」
其の、 唯一の縁を。
他者から、 強奪される事は。
想像以上に。
其の身を焼き焦がす業火に、 比するだろう。
其れでも。
「耐え切れないかも。」
あの子が。
何時間も、 何時間も、 時間を費やして綴る、 一言が。
病では無く。
医師に抗い、 眠気に抗う行為へ向けた、 言の葉で在る事に。
余計に、 厳しさを抱いて了うね。
---------- References Jul.26 2011, 「履歴に値する想いでしょうか」
|