問いに解が在るのは、 理だろうか。
其れとも。
総ての問いに解が在ると言う事が、 幻想だろうか。
此の問いこそ。
解の有無を問われて居る様な、 物だけれど。
其処に、 二値を与える事は。
所詮、 傲慢なのかも知れない。
切る事も、 切らぬ事にも。
根拠が在って。
切る事も、 切らぬ事にも。
其の先が在って。
切る事も、 切らぬ事も。
解で。
切る事も、 切らぬ事も。
何も、 俺に委ねる気は無いのだ。
肇から、 応えられぬ事を知って。
抑も、 応えを欲してすら居なくて。
敢えて、 あの子は。
「我慢してたら治る?」 「其れとも死んじゃう?」
答えに窮する問いを、 投げて寄越す。
相も変わらずに。
「切開したらもう取る事が出来ないかも。」
「そっか。」
聞こえた。
見た。
唯。
応じられる言の葉が、 其の程度の、 存在が。
切っても良い。
切って欲しい。
出て来られる可能性が、 少しでも、 残されるのなら。
そう、 希う事も。
所詮は、 傲慢だよね。
---------- References Apr.25 2016, 「敵う言の葉が在るのでしょうか」
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