雲間の朝日に想うこと


< 命を否定する懇願を是認出来ますか >


其の両者は、
決して、
並存出来ぬ事では無い筈なのに。


一つ、
一つ、
個々に向き合うと。

矛盾に、
苛まれる。






尊く、
厳かな其の生を。

保ち、
全うする事と。



望む自由を、
叶え。

想う幸を、
優先する事と。





其の何方が。

真に、
正しい路なのだろうか。


















日々の質を希う事は。

時に、
命の存在を否定して了う。







あの子は、
総てを理解した上で。



 「小坊主ちゃんも医者と同じ事言う。」
 「教科書みたい。」



非難と諦めを、
ごちゃ混ぜにして。

行き所の無い拳を、
吐き放った。


























 「退院したいって想う事は。」
 「そんなに贅沢なのかな。」

 「贅沢だとは想わないよ。」
 「でも其れは難しいよ。」



















無機質な其の部屋に居続ける、
其の苦痛は。

理解出来るけれど。




でも。



あの子が横たわる、
透明な樹脂で覆われた場所の、
其の意味も。


無視出来ない程、
重いんだ。








御免ね。





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References
 Feb.12 2016, 「望まぬ目先を謀るのですか」
 Jan.03 2016, 「愛は死に至らしめる事でしょうか」







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2016年03月27日(日)


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2005年03月27日(日) 違いを嗅げと言うのでしょうか
2004年03月27日(土) 如何して言葉が掏り替わるのですか
2003年03月27日(木) 何の為の選択でしたか
2001年03月27日(火) 俺は期待外れじゃなかったですか





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