幾度も、 幾度も。
補給の途絶えた環境を、 強いられ、 乗り越える事で。
想いは。
永久機関化するのだろうか。
其れとも。
其の、 信の一文字の強靱さが。
其処迄、 自身を駆動出来るのか。
少しずつ磨り減らす、 日々の中で。
時折、 其処に注がれる力水は。
互いの燃料に、 他ならないけれど。
何度も、 何度も、 其の想いを飲み込んで。
無理矢理、 溶かして閉まう為に。
燃料には依存しない、 動力源を。
奥底に据えたのだろう。
此処を超越して、 高みに、 辿り着ければ。
強く在れるのだろうか。
「直ぐ傍に居るのに遠いね。」
「もうバイバイが嫌なん。」
「強いね。」
「うちより先に音を上げんといてね。」
「御飯食べにも行かないの?」
「逢わないよ。」
僅か、 地下鉄数駅の距離に、 在りながら。
あの子は。
逢わぬ意思を突き通した。
水筒に、 もう水は足さないと。 宣言された上で。
砂漠を、 前へと歩むのは。
案外。
骨が折れそうだね。
---------- References Nov.27 2014, 「もう少し離せると言うのでしょうか」 Sep.22 2014, 「最後の最初は後幾つ在りますか」 Sep.18 2014, 「待ち伏せしても良いでしょうか」
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