雲間の朝日に想うこと


< 其の俺は俺では無いのでしょうか >


既に一言一句、
頭の中に仕舞って在るけれど。



凝り固まった思考を解し、
新たな風を、
想いの中に取り込める様に。

日を改めて、
再び同じ文を読み込む。




其れでも。

同じ場所で、
此の場所で、
眼が留まれと訴えて来る。










確かに個人には、
複数の顔が在るけれど。



確かに俺には。

幾つもの俺が、
棲んで居るのだけれど。




貴女には。

たった一人の俺しか、
俺として認識されて居ないのだろうか。











 「小坊主が起きたら。」
 「ちゃんと話そうと思ってたんだよ。」

 「でも、昨日怒ってた小坊主が。」
 「いつもの小坊主みたい・・・。」



貴女の言う何時もの俺は。


貴女にとって、
一番馴染み深い俺なのかな?

貴女にとって、
唯一安心出来る俺なのかな?







其の姿は。

俺で在って、
俺では無いのだ。



貴女に見せる幾つもの俺が、
全部俺の姿なんだよ。





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References
 Dec.23 2003, 「未来では無く目の前が見えますか」


2003年12月30日(火)


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History
2002年12月30日(月) 想像妊娠ですか





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小坊主
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