一つ、 一つ、 区切りを積み重ね行く事で。
着実に。
終着点へと、 歩んで居るのだろうか。
其れとも。
一つ、 一つ、 区切った筈の終着点が。
曖昧に。
唯、 繰り返されて居るのだろうか。
最たる期限のもたらす、 意識が故に。
最たる後ろに、 殊更、 浸食されて了うけれど。
本当は。
最たる初めてなのだ。
「最後の昼食だね。」
「最後が拉麺?」
「最後の夜も済ませたし。」
「明け方近くだったのに?」
最後の晩餐。
あの子が、 そう口にしたあの日から、 一年近く。
こうして、 顔を逢わせる度に。
幾つもの、 最後が。
増えてくれるのかな。
---------- References Oct.06 2013, 「手を離せますか」 May.08 2013, 「心を残せば又逢えますか」 Apr.29 2013, 「もう一度逢える道中でしょうか」
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