雲間の朝日に想うこと


< 狡いのは何方でしょうか >


其れは、
自身の与り知らぬ領域で、
形作られる物。



幾ら願えども。

其処に、
関与する事など、
不可能で。


幾ら謀ろうとも。

其処に、
利や悪意を差し込む事も、
出来ぬのだ。









其れ故に。






以前の、
何かと。

競べて居るかも知れぬ、
其の言葉尻に。


一瞬、
嫉妬し。












直後に。

其の、
言の葉の意味する位置を、
探り当てて。


余計に嫉妬する。
























 「此れ。」
 「狡い。」

 「俺のせいじゃないでしょ。」


 「こんなに激しくした事。」
 「無かったじゃん。」

 「嫌いだったんじゃ無いの?」



切れ切れの非難を口にしながら、
溺れて行くあの子を。

見下ろして。


















想いで繋がる事を、
此れ迄、
怠けて居たから。


迷いや疑念や逆向けの想いも、
総て飲み込んで了う、
此の刹那が。

狡く感じるのだと。





奥底に、
想いを埋め放つ。





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References
 Oct.07 2013, 「請われる儘で居て良いですか」
 Aug.05 2011, 「自然に手を伸ばせますか」
 Jun.20 2011, 「最内に触れた証拠でしょうか」







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2014年09月21日(日)


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History
2009年09月21日(月) 受け継がれる笑顔でしょうか
2007年09月21日(金) 同じ先を指差せて居るでしょうか
2003年09月21日(日) 期待を封じて過ごさせていますか





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