何処迄が、 自身の核で。
何処からが、 自身の、 可塑性を有する部分なのか。
其の、 境界の見極めは。
容易なのだろうか。
其れとも、 案外、 難しいのだろうか。
情動や、 掛け値を、 排除した上での評価が。
要とは言え。
少なくとも。
唯、 少し離れた視線を軸に据える方が、 得手だと言う。
其れだけとは想えないのだ。
もう十数年以上も、 昔から。
事在る毎に、 綺麗に、 本質を捉えては。
放ち続けて来た、 言霊。
自身が希い、 幾度と無く変化を試みた、 其の跡を。
嘲笑うかの様に。
「真面目な人は。」 「繰り返すんだよ?」
「其れはさ。」 「真面目とは言えないでしょ。」
又候。
俺の喉元に、 あの子は、 匕首を突き付ける。
そうなのかな。
俺にとって、 あの子は繰り返しの一部分の範囲の、 存在であって。
あの子を失った後に、 俺は、 替わりを求めて彷徨うのかな。
---------- References Dec.18 2001, 「どこまでが本音ですか」
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