一方の、 半分と。
もう一方の、 半分と。
確かに。
ほぼ例外無く、 二つの組み合わせに、 差配されるから。
掛け併せた、 其の姿は。
容易に、 推測可能で。
掛け併せる前の、 其の、 二つの姿をも。
容易に、 推測可能なのだ。
けれども。
其処に在る、 非機械的な要素の。
或いは、 互いを遮る制約の。
再確認は。
機械的な吟味以前に。
必要不可欠な想いで在る事に、 変わりは無い。
「小坊主、AB型でしょ?」 「ごまかせないもん。」
微笑みながら。
悪魔の様に、 囁く、 其の瞳は。
つい寸前迄。
「小坊主が全部私の物になるまでは。」 「だめ。」
一筋の、 水滴を流して居た。
---------- References Jul.31 2006, 「触れずに音も鳴らせるのですか」
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