雲間の朝日に想うこと


< 恋の奴隷は手遅れでしょうか >


言の葉は、
想いを委ねる術に過ぎないから。

飽く迄。

意図に準じて、
葉は選ばれる筈だけれど。



一葉、
一葉、
軽やかに舞う姿には。

殊の外、
重い歴史が煮詰められて居るのだ。







其れ故に。






其の葉をふわりと受け、
再び、
吹き帰す為に。

人は、
研鑽して来たのかも知れない。
























ふと。

再放送の画面に、
時を映し。




 「そばにおいてね。」
 「邪魔しないから。」


坂の街の人が、
自身を仔猫に投影して寄越した文の、
其の深意に。

今更、
辿り着く。






















本当は。

仔猫の振りをした、
小犬だったのか。























 「あなたと逢った その日から」
 「恋の奴隷に なりました」










無知は。

何時でも補える事だと、
今も、
そう思うけれど。


無知は。

想いの機微を、
いとも簡単に摘んで終うね。






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Background
 奥村チヨ " 恋の奴隷 "






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References
 Dec.16 2008, 「見えない色は誰のせいですか」







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2009年07月02日(木)


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History
2005年07月02日(土) 頑なに耳を塞いで居るのですか
2004年07月02日(金) 暴発を選択すべきだったでしょうか
2003年07月02日(水) 口を封じてしまいましたか





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