互いの立ち位置も。
其の周囲の、 紐付けされる情報にも。
何ら変化は無いのに。
互いの距離も。
或いは、 言の葉を交わす、 其の術も。
何方かと問えば、 制約を増して居る筈なのに。
何故に。
想いが、 近付くのだろうか。
機能を果たさぬ絵文字を省いた、 高質な文字の羅列が。
「何か。」 「変な感じ。」
「そう?」
「小坊主は。」 「変じゃない?」
「気持ちが近くに在るって。」 「そんな風には感じるけれど。」
妙に、 良く響く。
異国の地。
読める文字か。
寝て居ないか。
確かに。
相手を想う機会は、 普段より、 多いに違いないけれど。
「だってね。」 「小坊主の傍には誰も居ないでしょ。」
「うん。」
「何時でも。」 「何時でも良いんでしょ?」
「そうだね。」
日々の制約や限界が、 其処に、 無い事の方が。
殊更。
大きな差異なんだね。
---------- References Mar.19 2013, 「殊更遠い距離でしょうか」
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